春は将来に向けて、

目に見えて動き出す季節です！

 

春の桜の季節は何となくうきうきするような感じですが、

桜が散りますと一斉に木々が様々な緑色の若葉で覆われ、

新鮮な気持ちになるような季節になってまいります！

 

将来に向けて目に見えて動き出した若者達に、

希望に満ちた門出を祝福するかのように桜が祝い、

そして、若葉で後押しするような感じにもなります。

 

 

しかし、季節に乗じて皆が強制的に動かされる感じは歪めません。

 

もっとみんなと楽しく一緒に過ごしたい　とか、

勉強いまいちだったからもう少し頑張りたい　とか、

就職などせずにもう少し遊びた～い　とか、

大人になりたくな～い　とか　　とか　とか　など　など、

どうして春という良い季節なのに、

将来に向けて目に見えて一斉に動き出すのだろう？

と思う方もいらっしゃるかもしれませんね？

 

しかし、生きている限り時が止まることはありません！

 

良くても悪くとも同じように止まることなく時は流れて行きます。

 

小さい頃は思い描いていた将来の夢なども有ったかもしれませんが、

現実は思い描いていた夢がいつの間にか消え失せた　と言う方や、

将来の夢を目標として突き進んで来たことで、

夢をつかみ取ったと言う方もいらっしゃるかもしれません。

 

いずれにしても、いつかは自分が望んできた人生であろう無かろうと、

強制的に自分の力で生計を維持していかなければならない、

という立場になります。

 

時は止まりません！　時間は止まらないのです！

 

若いからやり直しが出来る　と言われたりしますが、

現実的には、やり直しが出来ても時は流れたままで、

後に残るのは足跡だけです。

 

 

自分の生きざまを悔いたとしても、時間が戻ることはありません。

 

毎年同じように春の桜の季節は、

何となくうきうきするような感じになりますし、

桜が散りますと一斉に木々が様々な緑色の若葉で覆われてまいりますが、

幼い頃や生徒時代の頃や学生時代の頃とは、

同じ季節であっても時間が流れて、

同じ景色であっても同じ景色では無い、

今だけの景色なのです。

 

今だけの景色に思いを馳せ、過去に見てきた景色の思い出が、

その頃の自分と重ね合わせた思いをされる方もいらっしゃるかもしれません？

 

桜の花びらを愛でながら歩いた桜並木や、

季節の勢いを感じさせる若葉の季節に、

若いころは将来の夢をも見ていたかしれませんが、

今の自分はどうなのか　と思っても、

決して引けを取らずに勢いを見せつけるような若葉のように、

生きている事を誇りに背筋を伸ばして、

これからの将来に向けて、

軽やかに或いははってでも自分の意にそぐわなくとも、

心の背筋を伸ばして生きて行ってほしいな　と、

お若い皆様方に対して勝手に思う爺やです。

 

爺やは爺やと言うだけあってそんなに長くはありませんが、

お迎えがくるまではお若い皆様と同じように、

心の背筋を伸ばして生きて行きたい　と思う爺やです。

 

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